デリカシー

 









            プライドなど

            なにもないけれど

            死に絶えるまで

            生命あるかぎり

            繊細な感情、感覚

            デリカシーだけは

            失いたくない

            太陽を目視するがごとく

            己が死を目視してもなお

            感性を大切に育てていたいとおもう

            このことが唯一

            ぼくのプライドといえるのかも