精神障害者小規模作業所パンフレット

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制作年月現在不詳(1999年以前)
A4三折パンフレット・オールカラー

アプリケーション
Adobe Illustrator & Photoshop, QuarkXPress


画像上右端を表紙としています!?(経緯は後述)
画像下が内面になります。


コピーをずいぶんリライトしたことと、
紙面に比べ、盛り込む内容が乏しいことで苦労しました。
ここの半分にも、満たないテキスト原稿、
多少長いかなと思われるリスト(箇条書き)表現のものが5-6段落と、
簡単な手書きの地図だけでした。一般的と言えばそうなんですが・・・。

コピーをリライトしたことを好まれなかったのを記憶しています(笑!?)
経験上で、わかってはいるのですが、このコピーで印刷して多くの人に、
見てもらい、読んでいただくのはどうかと思うことは多いです。
一生懸命、コピーを考え練って出稿されているのは承知しているのですが!?



ただおひとり、制作当時テレビにもよく出演されていた、
ある有名な大学教授の原稿に、こりゃあかんやろ!って、いわば、
恐れ多くもといったところでしょうが、ケチを付けたことがあります。

間におられたプランナーかつクライアントさんに進言し、
いいようにリライトしたい、そして、それでダメなら原稿どおりしましょう!と、
提案したところ、お忙しかったこともあるのでしょうか、
それとも、そういった不安もかかえての出稿をご自身気づかれていたのかもしれません。

すべて、おまかせしますので、いいようにやってくださいとの、
思わぬ回答をいただき、それに、こたえるべく、失礼のないように、
ずいぶん慎重に、全体も構成まで、まるっきりかえて印刷までリードしたことを覚えています。

このように、なんでもそうなんですが、まかされると、
いいものをつくらねば、つくろう!と努めるものなんですよね(笑!)



依頼側の立場に常に立って、よりよいものを作りたいと考え、
多くの提案を、無駄だと思ってもしなくちゃいけない、
それもデザインの重要な、否、それこそ、
クライアントの情報伝達を媒介するデザイン、デザイナーの仕事です。


そして、このときには、気づかれた方もいらっしゃるかもしれませんが、
開き方が、通常とは違うというか、表紙を大きく変えられてしましました(笑!?)
ピンクのハートが三つある面が表紙なんです。表紙に無理矢理こうしろって従わされました(爆!?)
デザイナーとしては、デザインをしたときには、スマイルマークをレイアウトした面が表紙だったのです。

それに、素人さんの原稿や注文で多いのが枠で囲むことなんです。
ほとんど無意味なんですよね! コラム扱いにする必要はどこにもないのに、それを求められます。
日本の印刷物に枠で囲った表組の多いのを、ぼくはいつも嘆いています(笑!?)


文字揃えなど、細部にわたって、デザイナーらしくないところがたくさんあります(笑)
これは、ぼくの意志に反して、上述のとおり、クライアントの意向にすべて即したものとお考えください(爆!)

白紙に等しい状態から、デザインを、そして、コピーライトをして、
制作に携わってきて、クライアントの立場で、この印刷物を意義、意味あるものにするため努力します。
でも、悲しいかな、その後、クライアントさんから、いろいろ細かい注文が生じたとき、
へそ曲がり(つむじまがり、あまのじゃく)な、ぼくは、意地悪(爆)に対処してしまいます(笑!)