第一章 私のロビンたち...から(1)

第一章 私のロビンたち から
冬の間にロビンに罠をかけるのは簡単である。なぜなら、ロビンは、自分のなわばりの中にどんなものでも見慣れぬ物があると、それを調べに直ぐおりてくるからである。もしロビンが人間なら、好奇心が強いと記せようが、鳥の心はどうなのか、正確に知るのは難しい。食物とは何の関係もないような物でも、彼らのなわばりの中に異常な物があるとおりてきて調べるのだから、この性質が、ロビンが食物を盛んに捜し求めることだけによっているとは考えられない。

われわれも、異常事態にもっともっと敏感でなければいけない。
とりわけ、ぼくは、このブログで、これまでも盛んに口にしてきました。

五感を磨け!と。

気遣い、気づきのない社会が大きくふくらんでいる現状を危惧しています。

危機意識の低下、危機管理のなさを憂います。

自分の五感で感じ取ったものにこそ真実があるというのに、
そのことをどんどん疎かにしていっているように思います。