ロビンの生活...「序」から

 
リスト表示時には、説明文(上述分)と重複しますがご容赦ください。

ぼくの『お気に入りブログに登録』【いなっかぺの株日記】
いなっかぺさんに教えていただいた「The Life of the Rbin」邦訳「ロビンの生活」を読んでいます。

インターネット検索しても相当な数がヒットするものの、この書籍に結びつくサイトには容易にたどり着けそうにありません。すべてをあたってみたわけではありませんが。すくなくともこの日本においては皆無なんじゃないかと思いいたりました。そこで「ロビンの生活」書庫を設け、これは書き残しておきたいと思うことを転載しておこうと思いました。そう、多くのページを要さないとは思っていますが(笑)・・・



「序」冒頭からロビンが英国でもっともポピュラーな鳥であることと、ロビンに関するおびただしい著述があることに触れて、
「ロビンは、男であれ女であれ死体を見つけるとその顔を蘚類(こけ)で覆うし、さらに、一部で言われているように、からだ全体をも蘚類でかくそうとする」(トーマス・ラプトン 1579年)
と伝説、神秘的な話から料理として食用になる話が語られ、常に闘争に明け暮れている鳥のなかにあって、
もっとも、このロビンは、人間とは違って血を流さずに戦い勝利を得る、そういう鳥なのだが。
と冒頭の段落が締めくくられている。



ぼくは、冒頭、上記転載部分を読んだだけで、この本には、ぼくにとって極めて興味深いことが、きっと記されているに違いないと強烈に胸打たれた。
これより後ろのどこか他所にも記述があったように思うが、それとも、ひょっとしたら、ぼくの空想、創造の世界のものなのかもしれないが、人間の死体、とりわけ眼を見開いたままの死体の眼をふさいでやるかのように蘚類で覆ってやるって、どういった意味合いでやっているのだろう。人間世界と照合して、つい考え思いめぐらさずにはおれなくなった気持ちは、多く人に容易に想像していただけるところじゃないでしょうか。仮にこの眼のことがぼくの空想の産物だったとしても・・・