倒産(昨年2004.09.13・記)
久しぶりに帝国データバンク・サイトを覗いてみた。
相変わらず、業種、地域にかかわらず、
毎日のように倒産が起こっているのには驚く。
2004年7月報によると、
これでも倒産は減少しているとか。
この原因記述下り、
経営破綻の表面化が
先送りされている側面も大きいとある。
ここでも、この10日にも記したとおりの「先送り」
http://blogs.yahoo.co.jp/hagetaka0/6724178.html
倒産予備軍を計り知れないほど抱えているのだろう。
精算型法的処理など、事業継続断念を
強いられているのが4割近く占めているとか。
老舗倒産、不況型倒産が高水準だと分析されている。
因果関係を決定づけるのは複雑で困難だろうけど、
人の生活、経済活動、
就業形態等々が変わっていることの表れでもあろう。
なにもかもに大手術が必要なのに、
ずいぶん手間取っている。
政治的見地からいうと、
もう十数年来先送りしていることになると思われる。
日本国民が、まだまだ、他人事のように思っている。
自分だけの小さな幸せに甘んじている。
それが遅々たる動き、先送りの要因でもあろう。
そのように仕向けられてきた嫌いも多くうかがえる。
真に賢明な国民なら、自己確立した国民なら、
とっくの昔に革命が起こっていても
不思議じゃないだろうに。
限りなく貧困な国民性を、
嘆いても、嘆いても、嘆いても、嘆ききれない。
一件の倒産とはいえ、
その影響をどんなにたくさんの人や会社が被るだろう。
日本の貧困さを憂い悲しむ
こんな日々をいつまで我慢し続けるのだろう。
(昨年2004.09.13・記)
写真:大阪国際会議場グランキューブ12階特別会議場天井(壁面)