#詩

言葉にも顔にも 涙も声にも出ない感動が・・・

Facebook タイムライン・カバー用につくりました 実際はモノクローム表現で内容も若干異なりますが

まだみぬ君を恋うる朝

明けの明星に朝いちばんの笑顔 ラベンダーとローズマリーをなでた手を交互に嗅ぎ笑顔 レモンバームとバジルの葉を一枚口に入れ笑顔 そうしている間にも、明星は大きな青空に溶けていく その青空に、まだみぬ君を恋うる朝 朝な夕な君を恋うるこのしあわせに感…

女学生

♬うすむらさきの 藤棚の 下で歌ったアヴェ・マリア♬ 向かいの生駒山から差し込む 朝の日差しがまぶしい 引っ越し先の玄関 明るい女学生 手も触れんばかりにすれ違った 春風になごりのローズマリー うすむらさきの藤棚にはまだ間があるけど どん底のなかで出…

原田大助詩画集 好きやって…言わないくらい好きやって(ブック・レビュー)

タイトル:原田大助詩画集 好きやって…言わないくらい好きやって 小学館 原田 大助, 山元 加津子 http://ecx.images-amazon.com/images/I/518DMMB16DL._SS500_.jpg ちょうど 原田大助さんの詩を一本の木に その地下茎を 普段の大助さんの生活シーンを語る 山…

さびしいときは心のかぜです(ブック・レビュー)

タイトル:さびしいときは心のかぜです 樹心社 原田 大助, 山元 加津子 http://ec2.images-amazon.com/images/I/61F81YP618L._SS500_.jpg 原田大助さんのこと、 マイミクシィ○○さんに教えていただきました。 ぼくの知人で、自閉症の渡辺幸彦君がいます。 htt…

筆のしずくは涙なり

君がため まごころこめて 書きつづる 筆のしずくは 涙なりけり 家出少年だったとき お世話になった友人のお母さんが 若かりしころ 詠まれた歌です ぼくはお宅にあった確かオルガンをよく触っていたようで 『私の青春の想い出に曲をつけて』と手渡された歌です…

ゆく河の流れは絶えずして...

一昨日、夕暮れ時、出先からの帰宅途中、大きな通りに並行して走る電線に、つばめ2羽を発見、おそらく、つがいなのは明か、なんだかうれしくなって電線を見上げていました。下から見るその姿は生きた芸術品ですね。燕尾服に代表され、ツバメ返しなど秘技と…

白い椿(昨年2004.12.27記)

お城の庭園に舞う風 寒々しく衣を落とした木々 鉛色の空 鈍いモノトーンの空気があふれている 小雨上がりの柔らかい地面 茶のグラデーションが美しく乱れ 僅かばかりの深紅の葉が 離れがたく枝に垂れ下がっている 天上から恵みの光の梯子 深紅の葉が透き通る…

みだれ髪

♪♪ 春は二重に巻いた帯 三重に巻いても余る秋 ♪♪ 美空ひばりが歌う「みだれ髪」(作詩:星野哲郎) 船村徹の曲もさることながら 病気のようにも思われるのですが 激しい想い 一途な恋のなせることか やせ衰えていく哀れな姿とは対照的に 実に美しく化粧(描…