カレル・チャペックの映画術

下記「カレル・チャペックの映画術」のなかの
『第二部:小編シナリオ集』部分だけでも、
よければ、書店等で立ち読みでもしてほしいです。
クリエイティブの端緒ってこんなところにあるんだと思います。
熱しやすく冷めやすい八方醜男なぼくだけど、
チャペックに憧れ、惚れ、もうメロメロで、しあわせです(笑!)




第一部:チャペックの映画論12編
人を喜怒哀楽の世界へいざなえ強いることができる映画だが、『人を確信させることはできません。』『何かを信じるように強いることはできません。その力は言葉にのみ与えられているのです。』
「映画の限界」のこの件に大きく賛同しました。

第二部:小編シナリオ集
チャペックの観察眼と表現力、こういった小編シナリオから叙事表現を学び行動に踏み込まなくちゃといった反省と勇気を得ました。

第三部:チャペックの映画台本
『金の鍵』『絞首台のトンカ』
チャペックの世界に加速度的に惹きづられていく快感に酔ってしまいました(笑)

カレル・チャペック著、田才益夫訳、青土社出版のこのシリーズは、『訳者あとがき』がすばらしく、レビューの鏡だと毎々感嘆しています。このあとには、すべて駄弁、蛇足でしかありえません。



星5つ(評価:星5つが最高、星1つが最低)