キャサリン・ジェンキンス/プルミエール

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artist:キャサリンジェンキンス
album:プルミエール
genre:クラシック

name:
01. あなたのために
02. とねりこの木立(ウェールズ民謡)
03. アヴェ・マリア(カッチーニ)
04. バイレロ
05. 主は我が導師
06. 渚にて(ウェールズ民謡)
07. スウィーテスト・ラヴ BASED ON G線上のアリア(J.S.バッハ)
08. ハバネラ(ビゼー:歌劇《カルメン》から)
09. 愛しきウェールズ(ウェールズ民謡)
10. カロ・ミオ・ベン
11. 私を泣かせてください(ヘンデル:歌劇《リナルド》から)
12. ミゼレーレ
13. アブセンス BASED ON ジムノペディ 第1番(サティ)
14. ロンダの谷(ウェールズ語讃美歌)



キャサリンジェンキンスのアルバムに目をやるとき、
どうしても、サラ・ブライトマンのアルバムと比較してしまいます。

キャサリンジェンキンスのこのアルバムを全曲30秒iTunes Storeで試聴して、
サラ・ブライトマンのアルバム
「The Trees They Grow So High(夏の最後のバラ~フォーク・アルバム)」に位置づけました。
購入しようかしまいか迷いましたが、このときは、彼女のアルバムすべてを一緒に購入しました。
「とねりこの木立(ウェールズ民謡)」は、どちらのアルバムにも収録されています。
こうしてみたとき、キャサリンジェンキンスのアルバム構成は中途半端でいけません。

気持ちがあっち向きこっち向きさせられますが、
メゾソプラノだけに身近に感じられ寛容に受け入れられます。
これはこれとして、たのしませていただいています。

大いに異質で難があるなと思ったのは、「ハバネラ(ビゼー:歌劇《カルメン》から)」で、
加えてそう遠く離れていないとは思うものの、そして、伝統だとか歴史を感じる意味では、
わからなくもないのですが、「アブセンス BASED ON ジムノペディ 第1番(サティ)」でしょうか。

ここは、アルバムDivaの「清らかな心(ウェールズの古い讃美歌)」をどこかに挿入すべきだったでしょう。
アルバム制作に当たってのアイデンティティかセオリーといったものが希薄かなと思いました。
しっかり、このアルバムの前後にはこれをといったように構成力、計画性がほしいと思いました。

それにひきかえ、
サラ・ブライトマンのものは、ちゃんと土の香りが、そして空気に全曲包まれています。
アルバムのなかで、フォークソングとして揺るがしようのない世界を築いてくれています。
牧歌的な雰囲気など、容易にイメージすることができ、聴きやすいです。

想像でしかありませんが、アルバム制作スタッフの存在の大きさを比較、痛感させられることになりました。
これはこれで、ぼくには、すべてが、有益で、いろいろ考えさせられ学習できてうれしいのですが・・・