法に依らない社会構築(2004.11.02)

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走行中に携帯電話を手に持って通話することを
罰則対象とした改正道交法が施行された

こんなことを法にうたわなければならない社会が
そもそもおかしいのである

自動車が武器になり得ることは明白
最優先すべきは人間 生命あるものだ

わがサイト『つれづれ痛心』にも記しているが
信号のない社会を実現しなくちゃいけません
笑われるのがオチだろうが…

この国にあっては
スムーズなクルマの走行が
人のそれより優先されるようである

成金ならぬ
成り上がり車社会だ
実に悲しむべきこと
気づかない奴が多すぎる

おだやかな走行は
ドライバーにとっても
心地よい風を肌に感じるだろうに
なにもかもが病んでしまったか

声を出し合い
互いに注意を喚起する社会が望ましい
法よりそのことに力点を移すほうが
持続性もあり後々の社会に良い

日本の社会
かつてはそうだった
どこでどう狂ってきたのか
静かに想いをいたそうではないか

世界にも知られた
貧困な精神を宿す日本

世界に誇れる社会を
こんなことからでも実現できればと思うが
一条の光さえ差し込む気配も感じられない

よい政(まつりごと)とは
考えさせぬ人づくりではなく
考え創造する人づくりを支援するのではないか

つれづれなるままに
やるせない想いをぶつけてみた

(2004.11.02)


【写真:マリーゴールド大阪駅前第四ビル南側花壇にて