こころの扉（高木麻早）

アルバム：こころの扉
アーティスト：高木麻早
ジャンル：J-Pop

高木麻早のアルバム「麻早」「高木麻早」につづいてのiTMSからのアルバムの購入になります。
とにかく、うれしいほど明るく軽快で鮮やかな彩りで、希望に充ち満ちています。
ベンチャーズの時代だったのでしょうか、ところどころに当時の懐かしいメロディが響いてきます。

ごくありふれた日常のなかの生活シーンに身を置き、
そこから湧き上がってくる開かずにはおれない『こころの扉』が躍動しているのが感じられます。
いまも変わらぬ等身大の女性の心象風景が素直に綴られているのを感じます。

ずっといってきたことですが、やはりはっきり言葉が聴き取れて素直に伝わってくることは大切だと思う。

こういった陽光をいっぱい受けた草原、野や花畑、
田園風景を感じる和製カントリーポップスを、もっともっと多くの人にたのしんでほしいなぁと思う。
ゆっくり歩き、生きた青春時代の伸びやかな時間がよみがえってきます。

すりガラス
♪使い古したギター　音色も錆びて　覚えかけていた歌も　いまは泣いている

六時の待ち合わせ
♪交差点の信号は赤から青に変わるのに　のっぽのあなたがまだ見えない

For Tomorrow
♪Oh, Oh, Tomorrow, Oh, Tomorrow　明日のために若者は歩く

君のいない部屋
♪忘れかけたポストに見つけた君の便り　お元気ですかとたった一言

二十才
二十歳の日を祝って　これから歌う歌は　嫌な大人になるなと叫ぶ　私の願い

恋のグリーティングカード
♪愛の言葉が細い糸なら　編んでみたいの青いセーター　何もできない私だから

不思議な気分
♪風にもたれて　口笛吹けば　私の癖を　すぐに真似してみせた　あなたが目に浮かぶの

そうして今
♪子ども頃　夢みてた　風にそよぐ　花のベール　長く揺れる　レースのドレス　何もないけど

Song Is My Love
♪あなたのために心を込めて　つくった歌のひとつひとつが　いつしか誰かと巡り会う　素敵な言葉になるかしら

旅じたく
♪あなたがいなくても　さびしくはないのよ　読みかけ本もある　編みかけ毛糸もある

さよならの詩
♪あなたが私の背中を見送るときに　なぜためらいながら　さよならというの

お散歩
♪寝ぼけ眼の私を　朝の光くすぐるわ　町の向こうに海が広がる　ひとりで歩いてみようかしら