「京都・錦鶴」テロップ制作

 
いまでも地方TV局CMでは目にすることができるかと思います。
昔は、下記のように、ポスターカラーで手書きしていたんですね。

営業活動というものを一切として、独立してこのかたやってこなかった。
独立してしばらくして、わがオフィス近くの写真植字会社から、テロップ(*注)を書く仕事があるけど、やってみないかと紹介されました。一時期、こんな制作もさせていただいていました。世間は狭いもので、クライアントさんは、旧知の人だったんですね(笑)



上図テロップカード(120×100mm)に面相筆を使ってポスターカラーで手書きしたものです。下図は、手書きしたものを35mmのリバーサルフィルムに撮影したものです。このフィルムを映像としてビデオ撮りするんですね。



背景に画像をともなうような場合には、このようにサービス判サイズにプリントアウトしたものに、直接ポスターカラーで描画しました。下図は、リバーサルフィルムに撮影したものです。

10の零(ゼロ)は烏口コンパスを使っていますから綺麗です。でもコンパスの中心に穴があくのにって不思議じゃありませんか。これがまた、ありがたいことに、製図用具のなかに、中心に穴があかないようにする素敵な道具があるんですよ!

すべての商品は道具を使ってできています
道具を、そして道具をつくる技術と職人さんを大事に育てる社会が望まれます。


注:テロップ【telop】
《television opaque projectorの略》テレビ画面に、テレビカメラを通さずに文字・図形・写真などを写し出すための送信装置。また、その文字や図形など。もと商標名。(YAHOO!辞書)