自然との一期一会...センス・オブ・ワンダー(4)

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     あなたは 眠りにつく...

     目覚めると当然のように思っていませんか

     明日が必ずあると思っていませんか

     わたしだけは大丈夫だって思っていませんか


     二度と目にできがない

     二度と聴けない

     二度と声がでない

     二度と触れられない

     二度と味わえない


     かもしれないではない

     決して二度とできないんです

     そう思えば

     いまという時間・空間・自然を

     愛おしく思わずにいられないと思うのです


     もう二度と会えない

     はじめまして そして さようなら

     人ばかりでなく自然も含め

     一期一会を大切に生きていたいです



子どもといっしょに自然を探検するということは、まわりにあるすべてのものに対するあなたの感受性にみがきをかけるということです。それは、しばらくつかっていなかった感覚の回路をひらくこと、つまり、あなたの目、鼻、指先のつかいかたをもう一度学び直すことなのです。
 わたしたちの多くは、まわりの世界のほとんどを視覚を通して認識しています。しかし、目にはしていながら、ほんとうには見ていないことも多いのです。見すごしていた美しさに目をひらくひとつの方法は、自分自身に問いかけてみることです。
「もしこれが、いままでに一度も見たことがなかったものだとしたら?もし、これを二度とふたたび見ることができないとしたら?」と。
    (「センス・オブ・ワンダー」 ・レイチェル・カーソン著・上遠恵子訳より)