落ちたお花は残念だけどレイには使えない

レイはお花を重ねたり紡いだりしてつくるんです。
自分でつくる時は、200個近いお花を摘みに出かけます。
枝を何度も何度も振って、落ちたお花は残念だけどレイには使えない。
枝に残ったお花だけをいただくんです。
そんなお花でつくったレイは、時間が経っても色鮮やかで美しい。
本当に強いお花には、きれいなマナを維持する力があるんですね。

サンディー著「サンディーのフラ・ビューティ」より引用
(パルコ出版2003.07.17発行)
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マナというのは、mana:生命の源という意味だそうです。

花の生命力を人がいただく、生命が継承されるのでしょうか。
不思議な力、霊力を感じます。

フラは、私にとって身近なものにたとえると巫女さんの舞いのイメージ。
神に捧げ、ご先祖に捧げ、人に捧げる舞い(ダンス)です。
それだけに神聖で、偽りの心はないように思います。

一心不乱に、誠心誠意、真心込めて、
舞う人の想い、メッセージをからだの隅々にまで伝え表現するのだそうです。
サンディーさんは、目の前に花があるように、漂う花の香りを真に嗅ぐように、
すべてがそのもののであるように、イメージすることが大切だと説いています。

疑心のない素直なこころで、人に接したい。

一期一会
人との出会い、森羅万象、日々の出合いのなか、
私という自己もふくめ、すべてのものとのかかわりを尊重して生きていきたい。
しあわせであることを、生きている事実に感謝して生きたい。

(昨年2004.09.28・記)