カレル・チャペックの愛の手紙

愛する人を想い、一喜一憂、叱咤激励、率直かつ素直に想いを『愛の手紙』のメッセージは無垢な子どものようで実にほほえましいです。

老若男女の壁を超えて、愛は生命の証だと思います。
愛を失くすときは人間をやめるときですよね・・・




カレル・チャペック(1890.1.9-1938.12.25)
巻末年譜から単純に年でみると

1920(30歳):
かの有名な戯曲「ロボット」を出版
彼女オルガと知りあい文通をはじめる
 |
15年間
 |
1935(45歳):オルガ(女優・作家!?)と結婚
 |
わずか3年(文通交際期間の1/5)
もちろん、この間も文通はあるが数少ないようす
 |
1938(48歳):死亡

手紙からはチャペックのオルガへの執拗なまでのといって差し支えないだろう(笑)思いやりがヒシヒシと伝わってきます。
オルガからの返信がないので勝手な判断は許されませんが、こんにちだとストーカーと疑われても仕方ないくらいでしょう(笑!?)
ぼくがチャペックだとしても、12歳年下の彼女ともなれば、あるところでは、きっと同じような手紙になるのではと想像できます。

カレル・チャペックのあまり格好の良くない内面を暴露』(『訳者あとがき』より)ちょっとデリカシーに欠けるようで、ぼくにはできない表現も多々みられます。訳者も記されているように、それはそれで『一読に値し』『興味深い』です。

彼が風邪に罹ったときを除いて(笑)すべての手紙で大袈裟ですが(笑)オルガのからだというからだ中にキスのシャワーを浴びせているのが素敵です。この日本だとどうかしら、きっと、少なくとも、相手がぼくだったら大いに忌み嫌われるところでしょうか(笑)こんにちはそんな時代でもなくなりましたかねぇ!?

愛する人を想い、一喜一憂、叱咤激励、率直かつ素直に想いを『愛の手紙』のメッセージは無垢な子どものようで実にほほえましいです。

老若男女の壁を超えて、愛は生きていることの証だと思います。
愛を失くすときは人間をやめるときですよね・・・




星5つ(評価:星5つが最高、星1つが最低)