ブー

 
ブー
1993
ジーシー
アーサー ガイサート, Arthur Geisert, 村岡 寛


 
 
先に「プキー」を読みましたが
この「プー」の方が優れていると思います

母ブタと子ブタ8匹のおおよそ一日が描かれています
本文のなかの表紙、夜明け前のヘイスタック(干し草の山)
1ページからおっと思う発見がありました(笑)
いい予感がしました

農機を利用してとうもろこし畑へ柵越えした「プキー」に対し
「ブー」では背の高い果樹にヘイスタックから飛び移る知恵

そして探し迎えに来た母と子どもたちのやりとりシーンには
思わず熱いものがこみ上げてきました



親子、母と子とは、こうあってほしいです
ラスト3-4ページが感動的です
「ブー」と叱ることは愛情なんです
子どもたちを母親に心配かけて申し訳なかったって気持ちが
絵をとおして、温かく伝わってきて、うれしくなりました

近頃では、ぼくの知る限り、叱らなくなりましたものね(笑)
スキンシップ、ハグし合って、言葉を越えた愛を育てたいです

 





星4つ(評価:星5つが最高、星1つが最低)