ちょっとガッカリ!(2003.02.13)

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綾小路きみまろ、初生出演を見た。
私特有のものなんだろうが、話のなかで、頻繁に飛び出す語尾上げ口調が気になり、若干失望した。というのも、彼のトークは、断定、普通なら躊躇してしまいそうなことをズバッと本音で言いきってしまうところに大きな特徴がある。それが私の描く「きみまろ」の魅力でもあったのだが。語尾上げしてしまうと、すべてが建前だったことになりかねない。芸と割り切ればいいんだろうけど、少し残念な気がした。芸も生活、人間の本質も一緒であってほしいと思うのは間違っているのだろうか。あの場で、なにがあろうとも、遠慮なんて不要だったろう。場所が違うとはいえ、ステージのままの「きみまろ」トークを期待したかった。大いなる愛が底辺にあって、本音トークが生まれ、生き、生かせると信じたい。

(2004.07.08改訂)
(2003.02.13)


【写真:中之島大阪市中央公会堂にてスナップ】