よりリッチなグラデーション表現(DTP/CMYK) Adobe Illustrator
先にアップした、下記表紙デザイン案
ペット用品総合商社会社案内デザイン
http://blogs.yahoo.co.jp/hagetaka0/55005028.html
上から4番目のものを目にして、
この色の浅さは何なんだと思い、改めて、制作データを開いてチェックした。
QuarkXPressのカラーパレット上では、深いいい表現に仕上がっていた。
胸を撫で下ろし、ホッとさせていただいた。
そして、このことは、画像でアップして理解しやすくしておく必要があると思った。
昨夜アップした下記同様、
意外と知らなかったり、言葉や頭では知ってはいても、
実際にどうなのかというと知らなかったりするものです。
Adobe InDesign でトラブルに巻き込まれたら(Windows)
http://blogs.yahoo.co.jp/hagetaka0/54993166.html
グラデーションでもこんなに違うのを知って有効に利用するのもテクニックのひとつだと思います。
画像、レッドはすべて同じY100+M100(一般に「金赤」と表現するところもあります)で、
ブラックのみ、画像下にあるように、Y(イエロー)とM(マゼンタ)の割合を、
左から、0%、40%、100%と変えています。
グラデーションでも多いに違うのがわかっていただけるでしょう。
とりわけ四色カラー印刷分野では、リッチブラックといって、
ブラック(黒)一色だと浅い黒に仕上がるので、深みを出すため等の意味で、
CMYK四色の印刷色を、C40+M40+Y40+K100というように、多くの場合、50%以内を目処に、
一般に、CMY各色を40%加えて印刷することがあります。深みや四色インクを重ねるため艶が出ます。
こういったことを利用して、自動車、化粧品、CDジャケットやブックレット等、
高級感をもたせたり、黒一色の浅いイメージカラーと、四色重ね合わせた深みと艶のあるリッチブラックの
相違を上手く効果的に使って、黒いベタのなかに黒い文字や絵柄を表現する、光のあたり具合でそのことが、
わかるといった、ちょっと、それこそリッチ、豊かな表現に利用します。
【Web環境への利用】
このことは、AIの書類のカラーモード環境をCMYKで制作後、
Web用に保存コマンドで、Webへの利用も可能です。
でも、書類のカラーモードがRGBでは、すべて同じになり、実現不可能です。