ひとつの社会力(2004.12.06付日記)

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親に叱られる
家を追い出される
泣き叫んでドアを叩く
ひたすら謝るしかない

衣食住
生活は家のなかにある
なかに戻りたい
ひたすら謝るしかない

おじさんやおばさん
近所の人が出てくる
一緒に謝ってあげるから
家に入れてもらおな

お父さんやお母さんの
言うことを良く聞いて
二度と家を追い出されないようにな
良い子でいるんやよ

何度も『二度と』しないと約束しては
泣きじゃくり家のなかへ戻ったことか
一人じゃ何もできないことを知る
一人じゃないことを知る
隣近所が温かい家族の一員をなしていた

かつては
そんな社会生活があった
いま
多くの子どもたちは
家族からも社会からも
遠いところにおかれている

かけがえのない子どもたちに
真にあるべき社会を示さなければならない

政治家よ 企業人よ
お父さん お母さん
汚れた大人たちよ
道を外した大人たちよ
悪に染まった大人たちよ
襟を正そうよ

正すことに何の躊躇があろう

この国にも
せめてもの愛と希望
温かい灯火のあることを
子どもたちに示してあげようよ

5月の皇太子さま発言「(雅子さまの)人格を否定する動きがあった」に端を発し、11月の秋篠宮さまが「(皇太子さまが)陛下と話した上での話であるべきではなかったか」「円滑な意思疎通が重要」発言、それを受けて今日、「天皇陛下を支える皇族としてコミュニケーションの重要性お話になった。建設的な考えを述べられたと思う」と宮内庁羽毛田次長発言に以上のようなことを考えた。

(2004.12.06付日記)

【写真:綿帽子】姫路城東部中濠「歴史の道」にて2004.11.14撮影