200円のしあわせ

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ぼくは新美南吉の作品が好きです。
いい陽気と新緑の境内の様子に誘われ、
昨日、向かいのお寺で催されている古本市に出かけた。

名著復刻 日本児童文学館(31)
新美南吉「おぢいさんのランプ」
昭和17年10月10日刊
有光社版
定価1圓20銭と奥附に記されています。
会員番号なんてのも振られています。

もっとも本は、昭和50年2月
名著復刻 日本児童文学館 
ほるぷ出版のものです。

200円でした。
偶然、うれしい買い物をしました。

装幀・挿画 棟方志功(本は、すべて旧字体表記ですが)

はじめて世に出る童話集なので、
心のなかでひやひやしているとあとがきに記されている。
みんな一度ならず読んで知っているとはいえ、
棟方志功の挿絵もたのしみながら改めて読もうと思っている。


あわせて、阿部次郎著「合本 三太郎の日記」、
「三太郎の日記」補遺を見つけ購入できたのも大きなよろこびでした。
以前この復刻版の新しいものを持っていたが、
人に貸したまま戻ってこなくなっていて、いまさら返してくれとも言えず、
図書館で借りては読みなおしていた。
いつでも読めるよう手の届くところにほしかった。夢が叶った。