この日に思うこと(昨年2004.12.25記)

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ドイツのクリスマスは家族一緒に過ごすときのようです。教会を除いて人は町から消えるかのようらしいですね。ボクも大好物のシュトーレンを口にしながらキリストの生誕を祝うのでしょうか。アメリカや一部の若者を除き、また、ドイツのみならずヨーロッパでは、静かなのでしょうね、きっと。そう願います。

日本でも、昔々は静かなクリスマスでした。次に、クリスマスケーキの大量生産、高度成長期と合致していたのでしょうか、やたらと酔っぱらったおじさんたちが三角帽子を被ってケーキの箱を持ち歩いてるといった光景をずいぶん長期に渡り目にしたようにも思います。不景気になって、家庭でケーキを食しワインを飲むといった風にも変わりました。次には、男と女、若者たちのホテル駆け込みと豪華プレゼントで贅沢な夜を演出ってのもありましたし、いまもあるのでしょう。TVをはじめとするメディアに乗ったり、躍らされているのが現実でしょう。

聖夜は、静かな夜、静夜にしたらいいと思うのです。私たち日本人の多くは、冠婚葬祭くらいでしか宗教と関わり合うことがないのが現実です。宗教家も大声を出して道を説いている訳でもありません。お寺など、門が閉ざされているところが多く、容易には入れません。見せ物と化し、拝観料を払わないと、仏像さえ見ることも拝むこともできません。社会への影響力は、無力に等しいのではないでしょうか。

無宗教でいいんじゃないかって思います。でも、自己中心的でない、大きく多くの愛を表現できる、カタチにできる生き方、人生哲学をもって生きて欲しい、信念を抱いて生活を、筋の通った生き方をして欲しいと多くの人に望みたい。

(昨年2004.12.25記)


【写真:鉢植えポインセチア