イプ・ヘケ(昨年2004.09.25記)

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楽器で私がいちばん好きなものはピアノ
和楽器では和太鼓
先週からはまってしまった楽器がある
それは、イプ・ヘケ(Ipu heke)
ひょうたんでつくられたフラで使われる楽器

フラダンスとはいわないらしい
正式名はフラだとか
フラとは踊るという意味ということも知った

夜中に目覚め、つけたTV番組
「サンディーの優しいフラレッスン」で見聞

実物をみていないので知らないが
二つのひょうたんを組み合わせたもので
想像だが、どうやら
ひょうたんの瘤と瘤のくびれたところで切り
上部をひっくり返し
なんらかの方法でつなぎ合わせたように思われる
だからおのずと上部が開くことになる
みんな奏者が自ら手づくりするらしい

ひょうたん型のくびれたところに
縄ひもを巻き付けている
さらに手ないしは腕を通すための輪をつくってある
横にではなく縦方向に使う

演奏方法は観察した限り
奏者は座し
床に置いた座布団のようなものに
左手に通し持ったイプ・ヘケを
数センチ上方から軽く落とす感じで打ち付ける
次には持ち上げて
ひょうたん型の下の
ふくれた上部か中央部を指で叩く

フラ・ダンサーのリズムを取る
リズムには2種類あり
音と名称、打ち方が異なる

U(ウ)
イプ・ヘケの底部で床や地面を打つらしいが
私が目にしたのは、前述のように
座布団に重力に任せるように
軽く落とす感じで打ち付けていた

TE、tete(テ、テテ)
イプ・ヘケを持ち上げて左手で叩く
1回だけ打つときはTE
2回打つときはtete
これも目にした限りは軽く叩いている様子
和太鼓でいえば、ドン、ドコといった感じか

そんな外形のおもしろさもさることながら
その音色のたいへん素敵なこと
私のイメージは
大いなる地球の大地にとどろき
マグマと交信しているような響き
超重低音といった響き
かといって
その音量は小さく、やさしく、あたたかい
実に感動的な響きである
懐の深い、母なる響き
悠久の歴史の流れを語る音色
限りないメッセージの多さ、大きさを感じる

イプ・ヘケ画像参照サイト
http://www.sunnypark.co.jp/hulagoods/ipu.html



(昨年2004.09.25記)


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http://blogs.yahoo.co.jp/hagetaka0/2807456.html



【写真:大阪・梅田・ハービスPLAZAにて】